BE DO JOURNAL.MAGAZINE

トイレの悪臭改善は、清掃前の“診断”から始まる

2026.08.19

飲食店の印象は、料理の味や接客だけで決まるものではありません。

店内の清潔感、空気の流れ、そしてトイレの状態。
お客様が直接口に出すことは少なくても、そうした細かな部分が、店舗全体の印象につながっています。

昨日は、あるファストフード店からトイレ環境改善のご相談をいただき、現地調査に行ってきました。

美道は、排水管洗浄、特にホットジェッターを使った洗浄を専門としています。
ただ、日頃からお取引のある店舗様からは、排水管や厨房まわりだけでなく、店舗運営に関するさまざまなお困りごとをご相談いただくことがあります。

美道の心得には、

  • 「NO!と言わない」
  • 「問題が解決するまであきらめない」
  • 「もう一手間かける」

    という言葉があります。

お客様からのご相談は、信頼の証でもあります。だからこそ、まずは現場を見て、原因を探り、できることを考える。

今回のトイレ環境調査も、そうした姿勢から始まったご依頼でした。

トイレ自体を清掃する前に、まず現状を知る

トイレの改善と聞くと、すぐに清掃作業を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、汚れが原因で異臭が発生したり、トイレ環境が悪化したりすることもあります。
しかし、トイレ自体の清掃をする前に、まず確認すべきことがあります。原因がわからないまま作業をしても、根本的な改善にはつながらないからです。
そこで行うのが、トイレ診断と臭気・換気の確認です。
臭いの発生源、空気の流れ、換気の状態、汚れが残っている箇所を一つずつ確認します。
現地では、測定器を使って状況を把握していきます。

悪臭の原因は、汚れだけとは限らない

トイレの悪臭というと、汚れが原因だと思われがちです。
もちろん、汚れが臭いの原因になることはあります。けれど、現場ではそれだけでは説明できないケースもあります。
たとえば換気扇です。通常は空気を排気するはずですが、煙を使って確認すると、排気されるはずの煙が逆に押し戻されることがあります。
これは、空気の循環がうまくいっていないサインです。どれだけ清掃しても、空気が滞っていれば臭いはこもります。
さらに、芳香剤が臭いを強めてしまうこともあります。香りで上書きするだけでは、根本的な改善にはなりません。

大切なのは、原因を見極めること

今回の調査で大切にしたのは、「どこが汚れているか」だけを見ることではありません。
  • なぜ臭いが発生しているのか。
  • 空気はどのように流れているのか。
  • 換気は正常に機能しているのか。
  • 清掃すべき場所はどこなのか。
臭いを数値化する機器で確認し、汚れを目視で見て、煙で空気の流れを調べる。
そうして初めて、どのような清掃や改善が必要なのかが見えてきます。トイレ環境の改善には、清掃技術だけでなく、現場を正しく見る力が必要です。

トイレを整えることは、店舗の印象を整えること

今回は、トイレ環境改善に向けた事前調査を行いました。
悪臭は、単に汚れを落とせば解決するとは限りません。換気、空気の流れ、芳香剤の使い方、汚れの残り方など、複数の要因が関係していることがあります。だからこそ、まずは現場を見て、原因を確認することが大切です。 
トイレは、店舗の中では小さな空間かもしれません。けれど、その空間の印象は、お客様が感じるお店全体の印象にもつながります。
次回は、今回の調査結果をもとに、実際の清掃作業を行っていきます。